9/13/2014

カバノアナタケ Chaga

最近、アラスカではカバノアナタケがブーム中。カバノアナタケは、白樺の木に生える木質のキノコで癌に効くと言われている。医学的なエビデンスはどれくらいあるかは不明・・・。自分はキノコの専門家ではないので、この項の記述内容は保証なしで。

自分がよく行く先住民の村でも、白人からカバノアナタケについて聞いた古老たちがお茶を作って飲んでいる。伝統的には、このキノコは利用されてこなかったので、最近白人が使い始めたのがきっかけのようだ。アラスカ先住民の菌類利用も興味深いが、また今度の機会に。

カバノアナタケ Chaga mushroom(産地:アラスカ州メフラ付近 around Medfra, AK、撮影者:ブログ作者taken by me)
カバノアナタケは白樺の木の上に生えており、上の写真にあるように外側は黒か黄土色となっている。中は、黄土色で木質。これを見つけたあと、白樺の木を切り倒して、カバノアナタケを採取する。細かく崩して、それを煮出すとお茶ができる。癌に効くかどうかはわからないが、霊芝ウーロン茶の臭いがする。

カバノアナタケ茶の商品化

 フェアバンクスで知り合いの先住民工芸家を尋ねたときに、上の写真のような袋を見つけた。話によれば、大型スーパーチェーンがカバノアナタケ茶の商品化を考えているらしい(未確認情報)。この袋ひとつで確か20ドルくらいの価値があると言っていた。もし、これがほんとうに商品化されたら、白樺の伐採が進みそうな気がする・・・。

0 件のコメント:

コメントを投稿